2011年3月11日金曜日

衣料新PB本格スタート ヨーカ堂「価格と質を両立?

 セブン&アイ?ホールディングス(HD)傘下のイトーヨーカ堂は15日、新たに立ち上げた衣料品のプライベートブランド(PB、自主企画)である「エスプローズ」「ギャローリア」「L&B」の本格販売を開始した。3ブランド合計で初年度130億円超の売り上げを目指す。

[フォト]イトーヨーカ堂が新たに投入する衣料品PB「L&B」

 「エスプローズ」は香港の大手商社、利豊(リー&フォン)と提携したブランド。男女と子供のカジュアル服を展開し、全国約30の主力店舗に限定して販売する。一方、「ギャローリア」と「L&B」では、大手アパレルで、同じセブン&アイHD傘下のそごう?西武とも協業しているクロスプラスと組んだ。最新のデザインを反映する一方、従来の衣料品と同程度の価格に設定している。

 売り場面積は90?300平方メートルで、内装を黒とベージュで統一した。デザインは協業先のデザイナーが担当。販売管理については、サイズや色など地域や店舗によって異なる需要に対応するため、イトーヨーカ堂が行う。ファッション知識など社員教育も行い、衣料品全体のファッション性を強化していく。

 同日、神奈川県内の店舗を視察した同社の亀井淳?社長兼最高執行責任者(COO)は「ファッションのプロの力を活用し、衣料品に強いイトーヨーカ堂を再生させる」を述べた。

 大手スーパーの衣料品では、イオンがSPA(製造小売り)の新会社を設立し、先月末から新ブランドの販売を始めている。これについて、亀井社長は「ファッションは専門性が高く、自前ですべてやるには時間がかかる」と指摘。「価格と質を両立させ、他社との差別化を加速させる」と話した。


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引用元:石材販売、石材情報の専門サイト

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